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「食品ロスをなくせ! 売れ残りをレスキューしたい店と消費者をマッチングする『TABETE』」:【IT×食品ロス】(2021年1月13日号)

ITと新たな分野を掛け合わせた取り組みをご紹介する「IT×○○」。今回は、食品ロスを“レスキュー(購入)”するフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を提供している株式会社コークッキングの川越一磨代表取締役CEOにインタビュー。店と消費者をマッチングする仕組みと、食品ロスを生んできた消費行動を再定義する挑戦について伺った。

自宅近くでレスキューを待っている食品をスマホ検索

―TABETEはどのように食品と消費者をマッチングするのでしょうか?

TABETEは売れ残りや突然の予約キャンセルなどで食品が余ってしまい捨てるしかない飲食店と、その食品を“レスキュー(購入)”したい消費者をマッチングするプラットフォームです。アプリをダウンロードしてスマホから自宅近くで“レスキュー”を待っている食品を検索することができます。そこで購入していただいた食品は、出品した店舗で受けとることができます。
登録店舗には飲食店だけでなくスーパーもありますが、出品はお惣菜やパンなどの調理済みの足の短い食品に限定しています。TABETEでは出品の際に食品ロスに至った経緯や出品者側の想いなどのストーリーまでちゃんと伝えて、消費者側にそういう現実を知ってもらった上でお金を支払うかどうか決めていただいています。そこが食品ロス削減のために一番価値のある取り組みだと思っています。2018年4月にサービスを始めて現在のユーザー数は約33万人に増えました。登録店舗数も約1450店舗になります。